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シンポジウム 1 ● PGx の進歩UGT1A1 検査を用いた増量試験のデザイン
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JPY
Abstract
遺伝子多型を診断するキットの登場で,薬物代謝酵素に関わる遺伝子多型が特定できると,血中薬物濃度について「ワイルド,ヘテロ,ホモ」に順序のあるサブグループが存在することが予想される。CPT-11 では UGT1A1*28 や*6 が知られており,UGT1A1*28 のホモ群(*28/*28)は日本人が欧米人11%より少なく,UGT1A1*6 のホモ群(*6/*6),ヘテロ群(-/*6)はそれぞれ 2%,18%と欧米人より多いと報告されている1,2)。また,重篤な有害事象発現と UGT1A1*28 や*6 の遺伝子多型の関連が国内の試験結果から示されており,代謝物の AUC 比(SN-38G/SN-38)においても顕著な低下があることが報告されている(表1 )3~5)。なお,UGT1A1 において,ワイルド,ヘテロ,ホモは以下のような分類となる(表2 )。ところで,CPT-11 の添付文書には「B 法:イリノテカン塩酸塩水和物として,通常,成人に 1 日 1 回,150 mg/m2 を 2 週間間隔で 2~3 回点滴静注し,少なくとも 3 週間休薬する。これを 1クールとして,投与を繰り返す」とある。そこで,既承認薬であるが,胃癌(手術不能または再発)および結腸・直腸癌(手術不能または再発)を対象のB 法について,あらためて第Ⅰ相試験として遺伝子多型に基づいた用量の設定が計画された。
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/content/article/0386-3603/38041/20