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ヒトの血中LDL コレステロールに対するにんにく卵黄含有サプリメント摂取の効果―ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験―
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JPY
Abstract
目的 本研究は,健常者を対象ににんにく卵黄含有サプリメントの摂取が血中脂質に及ぼす影響をランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験にて検証した。方法医師の判断によりLDL-コレステロール値が120~139 mg╱dL の範囲にある成人日本人男女56 名を選抜した。試験参加者を,にんにく卵黄(GE)群に28 名,プラセボ(P)群に28 名と無作為に割り付けた。試験参加者は試験食品を1 日3 粒,12 週間摂取した。摂取前,摂取6 週後,摂取12 週後に身体測定・理学検査,内科的検査,末梢血液検査,尿検査,自覚症状により血中脂質に及ぼす影響を評価した。結果 全試験参加者56 名のうち,自己都合による脱落および生活状況の変化により,GE 群では9 名,P 群では10 名を解析対象から除外した。よって,最終解析対象はGE 群では計19 名,P 群では計18 名であった。試験食品摂取6 週後において,P 群と比較してGE 群のHDL-コレステロール値は有意に高く(P=0.030),LDL╱HDL 比は有意に低値を示した(P=0.018)。また,BMI は減少傾向を示した(P=0.097)。試験食品摂取12 週後においては,P 群と比較してGE 群のLDL-コレステロール値は有意に低く(P=0.039),総コレステロール値は低下傾向を示した(P=0.085)。さらに,安全性評価項目として設定した,収縮期血圧,拡張期血圧,心拍数の測定,尿検査,血液検査においては試験食品摂取に伴う医学的に問題のある変化は認められなかった。結論 ヒトがにんにく卵黄含有サプリメントを12週間継続摂取することで,血中LDL-コレステロール値は減少することが明らかとなった。また,安全性についても医学的に問題がないと裏づけられた。【利益相反】本試験食品は㈱てまひま堂により提供された。試験実施は㈱てまひま堂より㈱オルトメディコに委託され,㈱オルトメディコと医療法人社団盛心会タカラクリニックにて行われた。
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/content/article/0386-3603/44110/1645