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豚皮由来コラーゲンペプチド摂取による爪の水分量および丈夫さに及ぼす効果―ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験―
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JPY
Abstract
目的 爪に悩みがある健常成人に,豚皮由来コラーゲンペプチド5 g の経口摂取による爪への効果を検討した。方法試験食品と豚皮由来コラーゲンペプチド5 g,対照食品をデキストリンとした二重盲検試験。12 週間の経口摂取前後の爪水分量,経爪水分蒸散量,爪中のスフィンゴシンおよびセラミド量を測定し,試験食品摂取群と対照食品摂取群との群間比較を行った。結果 1 )水分量 摂取12 週間後において試験食摂取群は,対照食品群と比較して有意に水分量が高く,摂取前後においても有意に増加していた。2 )水分蒸散量 摂取12 週間後の群間差は認められなかったが,対照食品摂取群で認められた摂取前後の有意な上昇は,試験食品摂取群では認められなかった。3 )硬度 摂取12 週間後の対照食品摂取群と試験食摂取群との群間比較において,試験食品群は有意に低値であった。4 ) スフィンゴシンおよびセラミド 摂取前後の比較において,対照食品摂取群では有意な変化を認めなかったが,試験食摂取群では有意にスフィンゴシンおよびセラミドの増加が認められ,対照食品群との群間比較においても有意な増加が認められた。結論 豚皮由来コラーゲンペプチドの経口摂取は,爪の水分量を増加させ,硬度を低下させる機能があることが確認された。また,経爪水分蒸散量の増加を抑制することや爪のスフィンゴシンおよびセラミドの増加を促すことも,対照食品摂取群との比較で認められた。以上の結果から,豚皮由来コラーゲンペプチドの経口摂取は,爪中の細胞間脂質を増加させることにより爪の保水性を保って乾燥を防ぎ,爪のしなやかさを向上させると考えられた。
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/content/article/0386-3603/45110/1787