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臨床研究センターでの年間を通じた看護研究の相談・支援に関する検討
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JPY
Abstract
看護研究(研究)とは看護の実践,教育,管理,情報科学など,看護専門職にとって重要な論点についての知識を開発するようにデザインされた系統的な探求であるとされている1)。その歴史は1960 年代から本格的に発展することになった1)。2021 年には日本看護協会による「看護職の倫理綱領」が公表され,そのなかで「看護職は,研究や実践に基づき,看護の中核となる専門知識・技術の創造と開発,看護政策の立案に努めることで看護学の発展および人々の健康と福祉に寄与する責任を担っている」と宣言されている2)。現在ではほとんどの病院で看護師が研究に組織的に取り組んでいる3)。 奈良県立医科大学附属病院(当院)の看護部においても1968 年から現任教育の一環として院内看護研究プログラムを実施し,その成果は年度末の院内看護研究発表会(院内発表会)で報告している。看護部に設置された臨床研究委員会(看護部委員会※ 1)がそのプログラムの支援を行っている。 奈良県立医科大学臨床研究センター(iCATs)は2015年に設立された。看護研究との関わりは,2017 年に,医の倫理審査委員会に審査依頼をした看護研究についてiCATs が助言を行うようになったことから始まった。さらに2019年,看護部委員会より看護師の着眼点を尊重しながらも,臨床研究に近い考え方を学ぶためにもiCATsと連携したいという要請があり,iCATs 内に新設された相談・支援部門(看護師と教員で構成)と看護部委員会とで本プログラムを分担して支援することになった。 全国的にみても臨床研究支援組織が看護研究を支援しているという報告はきわめて少ない。今回,われわれは相談・支援部門において,1 年を通じて本プログラムに積極的に関わり,その内容を集計して分析を行ったので報告する。
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