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3 Decentralized Clinical Trialの軌跡と日本導入へのシステム課題
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JPY
Abstract
医薬品開発,すなわち研究開発から販売承認に至るまで新薬開発コストは約26 億米ドル,6~15 年の期間がかかる1),2)。また,そのコスト(費用と時間)の2/3 以上は,臨床試験段階に組み込まれているにもかかわらず3),初期臨床試験の85%は失敗に終わり,第3 相試験に達した臨床試験も半分程度の成功率となる4)。さらに,第3 相試験の最大の遅延原因は被験者募集であり,約80%は試験計画時の目標登録症例を満たすことができない5)。そして,この遅延は,製薬企業にとって1 日あたり最大8百万ドルの収入減につながる可能性があり,それゆえ,製薬企業は被験者募集に年間60 億ドル近くのコストを費やしているとされる6)。これらの背景より,近年,治験行為(治験のための診察,検査,投薬など)を治験実施医療機関に集約しない分散型臨床試験(decentralized clinical trial: DCT)が注目されるようになった。
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/content/article/0386-3603/50121/98