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がんリモ-ト試験の仕組みから考える戦略的な症例登録の促進
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JPY
Abstract
愛知県がんセンタ-では,2022 年よりかかりつけ医療機関と協力してオンライン診療を行う完全リモ-ト治験を実施している.このリモ-ト治験の目的は,医薬品開発におけるPatient Centricity(患者中心)の概念に基づき,被験者の通院による距離的・時間的な負担を軽減し,治験へのアクセス向上を高めることである.また,新型コロナウイルス感染症のように未知の感染症の発生,蔓延や,大規模な災害により被験者の治験実施施設への来院が困難な場合においても,非接触にて治験を継続できることは被験者および医療者の感染リスクの低減をさせ,治験の中断を回避でき,被験者の治験参加中の安全性の確保にもつながる.このように,本来の目的は戦略的な症例登録ではなかったが,このリモ-ト治験を実施したことで予想を超えるスピ-ドで症例登録が進み,結果として,リモ-ト治験の仕組みが戦略的な症例登録の促進につながった.筆者は治験実施医療機関のCRCの立場からリモ-ト治験の仕組みと症例登録について報告する.
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