薬理と治療

Abstract

岡山医療連携推進協議会(Council for Medical Alliance, Okayama;以下,CMA-Okayama)は,岡山医療圏における健康寿命の延伸と健康格差の縮小に向け,良質で安定的な医療提供体制の継続的整備のために,その根幹となる医療人材育成および治験・臨床研究の発展的連携を推進することを目的に,岡山市,国立大学法人岡山大学,社会福祉法人恩賜財団済生会,独立行政法人国立病院機構,独立行政法人労働者健康安全機構,日本赤十字社を構成団体として,2017年6月に設立された.また,CMAOkayamaでは,医療人材育成連携と治験・臨床研究連携の専門部会が構成され,治験・臨床研究連携の専門部会のもと,岡山市内の主要6 病院からなるCMA-Okayama 治験・臨床研究ネットワ-ク(以下,CMA 治験NW)が2019 年1 月より活動している.本稿では,CMA 治験NW における症例集積性向上に向けた取組み,治験実施施設として選定され続けるための今後の課題について紹介する.