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9 年間にわたり経過を確認し得た胃底腺型腺癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は50 歳台,女性。X‒9 年から定期的に人間ドックを受診し上部消化管内視鏡検査を受けていた。X 年の上部消化管内視鏡検査で胃穹窿部に大きさ5 mm 大の隆起性病変を指摘された。同病変は黄白色調の粘膜下腫瘍様所見を呈し,表面に拡張した樹枝状血管を伴っていた。生検病理組織で胃底腺型腺癌と診断され,内視鏡的粘膜下層剝離術で一括切除した。切除標本組織診断は胃底腺型腺癌,0‒Ⅱ a,5×5 mm,pT1b1(SM 70μm),UL0,Ly0,V0,pHM0,pVM0 であった。免疫染色ではMUC6 陽性,pepsinogen Ⅰ 陽性で胃底腺型腺癌に矛盾しない所見であった。X‒9 年から穹窿部に隆起性病変を指摘されていたが,ほとんど変化なく経過していた。内視鏡的に長期経過を観察し得た胃底腺型腺癌の1 例を報告する。
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/content/article/0912-0505/39010/1