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JPY
Abstract
regulatory T(Treg)細胞の同定以後、その制御に基づく癌免疫療法が試みられている。Treg細胞制御には放射線やある種の抗癌剤が用いられるが、注目されるのは分子標的治療薬である。interleukin-2-トキシン複合体、抗CTLA-4抗体、抗GITR抗体などの応用が解析され、腫瘍特異的免疫応答の効果的な誘導と同時に治療抵抗性腫瘍において臨床効果が観察されている。自己免疫疾患の副作用が観察され新たな課題となっているが、Treg細胞制御の併用は免疫療法の効果増強を考える上で重要といえよう。われわれは、ヒト化抗CD25抗体に注目している。本抗体は、臓器移植における急性拒絶反応の治療薬としてすでに認可されている。低用量ヒト化抗CD25抗体によってTreg細胞を制御し、活性化T細胞を低下させないことが可能であった。現在、全身投与による活性化自己リンパ球移入療法との併用研究と、局所投与による癌性胸腹水に対する局所免疫療法との併用研究を実施中である。
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/content/article/0914-2223/22010/29