No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
胸膜中皮腫は治療に抵抗する極めて悪性の腫瘍であり、アスベストが大量に使用された1960年代の無防備な曝露を原因として、近年急速に増加している。胸腔鏡の普及につれて病理医の扱う胸膜病変が多くなり、特にatypical mesothelial hyperplasiaと胸膜肺全摘術の適応となる極めて早期の上皮型中皮腫の鑑別を必要とする機会が増えているが、両者の病理学的な鑑別法は確立していない。近年開発された新規葉酸拮抗薬であるpemetrexedは良好な抗中皮腫活性を有し、cisplatinとの併用による第III相比較試験で、生存期間、QOL、奏効率はともにcisplatin単独投与よりも優れていた。胸膜肺全摘術を含むtrimodalityの良好な成績が示され、現在cisplatin- pemetrexed doubletを用いた新たな治療戦略の評価が行われている。
Full text loading...
/content/article/0914-2223/22010/9