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JPY
Abstract
母と子を離しては母子の絆が形作られないように,母と子を離しては,子は病原微生物の侵入に抵抗する強い体を作ることができない.新生児は母親の胎内では無菌状態にあるが,出生時の産道通過や出生直後の外界との接触により生後数時間で大量の細菌に汚染される.このとき,母親由来ではない他の細菌が先に定着してしまうと細菌同士が競合し母親由来の細菌の定着が難しくなるので,真っ先に母親由来の細菌を定着させることが必要である.そのためには母子は出生直後から離さず一緒にしなければならない.また,母子分離を余儀なくされる早産児にとっても,正常細菌叢は感染予防に重要な役割を担っている. 本稿では,正常細菌叢を確立するための具体的な方法とその効果について解説する.
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/content/article/1341-4577/20110/1093