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JPY
Abstract
「摂食」は,人間が生存していくために最も重要な基本的欲求の一つであり,食事動作が自立するか否かで,生活の質(quality of life:QOL)が大きく変わることになります.また,食事動作は移動を必要としないため,全身状態が安定し起座位がとれれば,早期からのアプローチが可能な動作の一つです. 食事動作における上肢機能の役割は,㈰箸またはスプーンを把持し,㈪対象物へリーチを行い,㈫口まで運んで食べる(口唇部へのリーチ)——の3 つの動作に分けられます.可動域の視点からいえば,㈪および㈫における肘関節の屈伸の可動性が重要です.健常成人男女18 人を対象に,机上のトレイにセットされた食事をとる動作の研究では,対象物へのリーチには肘関節は屈曲20 〜 30°を越えて伸展することはほとんどなく,口に物を運ぶ動作では90°以上の屈曲が必要とされ,特に110 〜 120°以上の屈曲位の出現頻度が高いとの報告があります1).
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/content/article/1342-4718/14100/997