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JPY
Abstract
睡眠は20世紀初頭の睡眠物質の発見と,20世紀半ばのレム睡眠の発見という2つのエポックメーキングな進歩により科学研究の対象として注目されてきた。そして20世紀末には分子生物学の進歩とともにナルコレプシーの原因のオレキシンが発見され,睡眠制御機構の理解が進み,新規治療薬の開発につながった。一方,不眠症は有史以来存在し,化学物質としての睡眠薬も100年以上と長い歴史がある。特に,バルビツレート,ベンゾジアゼピン,非ベンゾジアゼピンと発展して安全性が高まって使いやすくなったGABAA受容体作動薬が長期間主役を占めている。それに加えて最近メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬など新規の作用機序の睡眠薬や,特殊な病態による不眠症である,むずむず脚症候群の治療薬も登場している。今後,局所睡眠などの新たな制御機構が解明されれば,さらに新規の睡眠障害治療薬の開発も期待される。 Key words : hypnotic, benzodiazepines, non-benzodiazepines, restless legs syndrome, orexin
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/content/article/1343-3474/19020/137