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JPY
Abstract
高齢うつ病は薬物療法に対する反応性が悪いという印象が強いが,実際の治療反応性には患者年齢よりも病相回数や罹病期間,身体合併症など他の多くの要因が関係している。高齢うつ病を対象としたrandomized controlled trialやメタ解析が報告されているが,高齢うつ病では抗うつ薬とプラセボの効果の差がより若い世代のうつ病より少なく,治療効果に心理的影響が反映されやすいことが示唆されている。このため高齢うつ病の治療に際しては薬物療法開始前の患者への対応が大変重要なポイントとなる。患者のおかれている状況や生活史,病前性格,身体疾患などを含めた患者背景を可能な限り把握し,適切な心理的対応がなされることによってはじめて期待する薬物療法の効果が得られるものと思われる。 Key words : depression, late-life, elderly, treatment, antidepressant
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/content/article/1343-3474/19120/1683