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うつ病の認知機能・社会機能障害に対する薬物療法の効果
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JPY
Abstract
うつ病における認知機能は,健常者に比し−0.5標準偏差ほど低下している。再燃・再発・治療反応性との関連が指摘されており,自殺関連症状のバイオマーカーとも想定される。さらに,就労を始めとした社会的機能に密接に関連し,患者の回復(recovery)にとって重要である。うつ病の認知機能を改善させる薬物療法としてvortioxetineが注目されている。従来の抗うつ薬と同等の抗うつ効果を有するとともに,認知機能や社会的機能の向上を得られる可能性が示唆されている。非薬物療法としては,非侵襲的脳刺激療法,認知矯正療法なども試みられている。今後,標準的な評価尺度の開発など,臨床実践に向けて,克服すべき課題は少なくない。より効率的に,認知機能の改善を通して,社会的機能の改善にまでその効果を般化させるには,種々の治療的介入を組み合わせるなどして,包括的なリハビリテーションを提供することが望ましい。 Key words : cognitive impairment associated with major depression, vortioxetine, neuromodulation, cognitive remediation
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/content/article/1343-3474/20030/267