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アルコール依存症薬物療法の実際と課題──Aripiprazoleとtopiramateの臨床使用症例から
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JPY
Abstract
アルコール依存症薬物療法の実際と課題──Aripiprazoleとtopiramateの臨床使用症例から 水野貴史 菊山裕貴 永井 拓 和気浩三 和気隆三 米田 博 アルコール依存症では脳内報酬系の中心的役割を果たす中脳辺縁系ドパミン経路とそれらとリンクする種々の神経伝達経路において神経適応変化が生じる。また,病期により多彩な精神症状を呈し,しばしば他の精神疾患との併存が認められる。近年,海外では病的飲酒渇望や問題飲酒行動を標的とした薬物療法の導入が進み,日本でもようやく2013年に断酒補助薬としてacamprosateが臨床使用可能となった。さらに飲酒量低減を目的としたオピオイド受容体拮抗薬のnalmefeneが臨床第Ⅲ相試験を終えている。薬物療法は脳内報酬系の活動を適正化させ,本来アルコール依存症治療の主体となる心理社会的治療の導入と継続を補完する上で検討される余地がある。本論文では脳内報酬系とアルコール依存症の病期の様々な病態について概説し,主にドパミン神経系やグルタミン酸神経系を標的とした薬物療法を行った症例を提示し,アルコール依存症薬物療法の実際と課題について考察した。 Key words : alcohol dependence, brain reward system, pharmacotherapy, aripiprazole, topiramate
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/content/article/1343-3474/21030/387