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ADHDにおける行動療法の効果は薬物療法により促進されるか
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JPY
Abstract
注意欠如・多動症(ADHD)の治療は,常に包括的であることが求められてきた。 それゆえに行動療法単独の効果の検討は不十分であり,薬物療法の併用において,その有 用性が確認されてきたと思われる。近年では,行動療法の効果は脳機能画像によっても確 認されており,前頭前野機能を高めること,すなわちADHD治療薬と同様の実行機能改 善をもたらすことが示されている。このことは,行動療法が薬物療法と相加的に作用する ことを示している。同時に,methylphenidateなどの中枢刺激薬は,報酬系機能の改善に よって動機付けを高め,そのことで行動療法を容易にする可能性がある。これらは,薬物 療法が行動療法の効果を高めるだけでなく,薬物療法の最小化あるいは中断にもつながる と考えられる。 臨床精神薬理 21:609-612, 2018 Key words :: ADHD, beghavior therapy, pharmacotherapy
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