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JPY
Abstract
「Clozapine =治療抵抗性統合失調症」ということについては,世界中のガイドライ ンにおいて記載されている。日本においてもclozapineが登場してから9年がたったが, 治療抵抗性統合失調症のうちのごく一部しかclozapineは用いられておらず,clozapineの 処方が可能な医療施設も少なく,処方経験のある精神科医も少ない。日本のガイドライン にclozapineの使用について明記されるようになったのは,2015 年に作成された「統合失 調症薬物治療ガイドライン」であり,「治療抵抗性統合失調症におけるクロザピン治療は 有用か?」という臨床疑問において「クロザピンは有用であり強く推奨する」とされてい る。このようなガイドラインは,臨床現場にて患者と医師の共同意思決定を支援するため のものであるが,患者・医師においても普及が十分ではない。よって,患者に対しては, わかりやすく書き下ろした「統合失調症薬物治療ガイド」を作成し,医師に対してはガイ ドラインの普及・教育・検証活動であるEGUIDEプロジェクトがなされており,双方向 での普及・教育を行うことにより,clozapineの適正使用にとどまらず,精神科医療の向 上につながると考えられる。 臨床精神薬理 21:1451-1458, 2018 Key words :: clozapine, treatment resistant schizophrenia, Guideline for Pharmacological Therapy of Schizophrenia, Guide for Pharmacological Therapy of Schizophrenia, EGUIDE project
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/content/article/1343-3474/21110/1451