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精神科クリニックにおける統合失調症患者のaripiprazole 持続性注射剤による外来維持治療の12例の経験
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JPY
Abstract
近年,統合失調症治療の中心は入院から外来に移行しつつある。そのため,精神症 状の改善だけでなくQOLや社会生活機能の改善といった観点が導入されeffectiveness (治療有用性)が重要視されるようになった。今回,aripiprazole持続性注射剤(AOM) 治療によるeffectivenessを評価するため,AOMを長期継続投与した統合失調症患者にお ける主観的QOLおよび精神症状について前向き調査を行った。AOMの導入により主観 的QOLであるJSQLSの心理社会関係,動機と活力,症状と副作用はいずれも有意に改善 した。精神症状はPANSSスコアが有意に改善した。12 例中9例が治療継続し,中断例に ついて考察した。病気と共存しながら地域で暮らしていく中でQOLの維持・向上を目指 すために,AOMはQOLの改善を含めたeffectivenessの向上において第一選択肢の1つ になると考えられるが,持続性注射剤導入に際し患者の転居の可能性や服薬の意思確認な ども十分に考慮する必要性があると考える。 臨床精神薬理 21:1623-1633, 2018 Key words :: effectiveness, remission, aripiprazole, quality of life, long-acting injection, schizophrenia
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/content/article/1343-3474/21120/1623