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JPY
Abstract
心臓は全身からの血液を受け,また全身および肺に血液を送り出すポンプ機能を行うため,一生涯,収縮拡張を繰り返す横紋筋からなる臓器である.その生命維持に最も重要とも言える心臓を栄養する血管は冠(状)動脈がある(図1).通常は左冠動脈,右冠動脈の2 本が別々に大動脈弁直上の大動脈バルサルバ洞から分岐する.左冠動脈は左バルサルバ洞,右冠動脈は右バルサルバ洞内に開口している.大動脈弁が閉鎖する心拡張期にバルサルバ洞内に残った血液が冠動脈に灌流する.右冠動脈入口部は時にバルサルバ洞を越えて1cm ぐらい高位(遠位側)に位置することがある.臨床的に高位起始(high take off)と呼ばれ,冠動脈造影などのときに問題となる.
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/content/article/1349-4023/6010/10