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JPY
Abstract
緑内障は眼圧が原因で視神経が障害され,視野異常を来す疾患である.また,眼圧に重要な役割を果たす房水流出路である隅角の開放,閉塞により病型が分類される.そのため,緑内障の診断およびフォローアップのために行われる検査として,眼圧検査,隅角検査,眼底検査,眼底三次元画像解析,視野検査が挙げられる.これらの検査を的確に施行して正確な診断を行うために,患者が検査内容を十分に理解していることが重要である.また,行った検査の結果を十分に説明することは,患者が自身の病態を理解して積極的に治療参加するため,あるいは次回以降の検査を正確に行うために必須である.特に緑内障は慢性進行性疾患であるため,長い経過にわたって同じ検査を何度も繰り返して進行の有無を見ていく必要がある.本邦における主要な病型である正常眼圧緑内障などでは進行は極めて遅いため,非常に長期にわたり多数のデータを取らないと進行の有無がわからない.また,長期の経過の間には,転居などに伴う転医,あるいは病診連携など,複数の医療機関において検査結果を共有する必要があることも特徴である.本稿では,前述のような緑内障の特質を踏まえ,緑内障に必要な検査における説明のポイントを,検査別に解説する.
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