Volume 65,
Issue 11,
2003
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特集 肝胆膵癌化学・免疫療法指針 1.総論
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外科 65巻11月号, 1241-1246 (2003);
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手術や局所療法が不可能な進行肝細胞癌に対して化学療法が選択される.動脈血量の豊富な肝癌に対してはTACE が第一選択となるが,肝機能不良例やびまん性発育を示したり,主要門脈枝に腫瘍栓の存在するものでは動注化学療法を施行する.最近,インターフェロンと5—FU の動注の併用療法が腫瘍栓の存在する進行肝癌に有用であると報告されている.肺転移などの肝外転移が認められた場合には全身化学療法を考慮するが,一般的に有効率はきわめて低く生存期間の延長に寄与するかは実証されていない.
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外科 65巻11月号, 1247-1253 (2003);
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肝転移に対する化学療法の特殊性は,1, 他の病巣の有無にかかわらず肝転移がしばしば予後規定因子となる,2, 肝動注化学療法という特殊な治療法が存在するという2 点にある.肝動注化学療法は,肝転移に対する腫瘍縮小効果は優れているものの肝外病変に対しては通常無効であり,その適応は肝外病変の有無や程度,肝転移制御の臨床的重要性,さらには適切な肝動注を行う技術の有無により総合的に判断されるべきである.
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外科 65巻11月号, 1254-1259 (2003);
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胆道癌における化学療法は一般に遠隔転移を有する進行例や術後再発例に行われている.とくに胆癌では初診時すでに遠隔転移や高度のリンパ節転移を伴うことが多く,化学療法が適応される例が多い.これまで胆道癌に対する化学療法として,5— FU を基本とする多くの臨床試験が行われてきた.最近ではgemcitabine を中心とした多剤併用療法により比較的高い奏効率が報告されている.大規模な臨床試験により標準的治療法を早急に確立していくことが必要である.
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外科 65巻11月号, 1260-1264 (2003);
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膵管癌(以下,膵癌)の切除率は30%程度にすぎず,切除不能患者の治療法の中心は放射線あるいは抗癌薬による化学療法であるが,最近まで膵癌における化学療法の治療成績はきわめて不良であった.2001 年4 月から本邦で使用が開始されたGEM は,疼痛緩和効果も含めて従来の5 — FU を含めた抗癌薬に比べ明らかに有効であり,化学療法における中心的な役割を担いつつある.現在,GEM と他の抗癌薬あるいは分子標的薬剤との併用に関する臨床試験が世界中で進行中であり,今後,膵癌に対する有効な化学療法が確立していくことが期待される.
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連載/21世紀の外科的癌治療指針(4)肝癌治療
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外科 65巻11月号, 1309-1316 (2003);
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外科 65巻11月号, 1316-1322 (2003);
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外科 65巻11月号, 1322-1325 (2003);
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論説
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外科 65巻11月号, 1326-1332 (2003);
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臨床と研究
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外科 65巻11月号, 1333-1336 (2003);
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手術手技
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外科 65巻11月号, 1337-1339 (2003);
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症例
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外科 65巻11月号, 1340-1343 (2003);
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外科 65巻11月号, 1344-1347 (2003);
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症例
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外科 65巻11月号, 1348-1350 (2003);
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外科 65巻11月号, 1351-1354 (2003);
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外科 65巻11月号, 1355-1358 (2003);
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外科 65巻11月号, 1359-1362 (2003);
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