治療学
Volume 42, Issue 1, 2008
Volumes & issues:
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扉・目次
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●序説
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- 慢性肝炎
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特集
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- ● 慢性肝炎
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- ウイルス性肝炎:B 型肝炎
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- ウイルス性肝炎:C 型肝炎
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- 自己免疫性肝疾患
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- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
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治療のピットフォール
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[座談会]
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- 慢性肝炎
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■新しい治療■
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症例
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非ホジキンリンパ腫治療後に発症したde novo B 型劇症肝炎の 1 症例
42巻1号(2008);View Description Hide Descriptionde novo B 型急性肝炎はまれな疾患であるが,発症すると重症,劇症肝炎となる頻度が高く予後不良であることから,近年注目されてきている。免疫抑制剤,抗腫瘍化学療法により引き起こされると考えられているが,特に非ホジキンリンパ腫治療で用いられるリツキシマブと B 型肝炎ウイルス(HBV)再活性化との関連が多く報告されている。本症例は劇症肝炎としては特異な臨床経過,病理組織所見を呈し,人工肝補助療法などを行うも残念ながら救命することはできなかった。 -
腹部大動脈瘤を合併した C 型肝硬変の 1 症例
42巻1号(2008);View Description Hide Description腹部大動脈瘤を合併する C 型肝硬変で,ウルソデオキシコール酸 600 mg/日内服と強力ネオミノファーゲンシー 60 mL/日静注で経過観察を受けていた 55 歳男性が,急激な血小板数減少のため紹介入院となった。C 型肝炎ウイルス感染に伴う血小板減少症が否定できず,インターフェロンアルファ−2b の 6MU/3 回/週およびリバビリン 800 mg/日の併用治療を 24 週間行い,著効を得た。さらに,血小板数が改善した後,腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術を行った。本症例では紹介時の AFP 値が 4249 ng/mL と高値であったが,治療に伴い正常範囲にまで 低下した。 -
自己免疫性肝炎と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の鑑別が困難だった 1 症例
42巻1号(2008);View Description Hide Description東京女子医科大学消化器内科で経験した症例は,異時性に自己免疫性疾患(AIH)と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を発症した男性である。両疾患とも特異的な診断マーカーが存在しないため,本症例の鑑別は困難であった。特に AIHscore は NAFLD の除外が想定されておらず,肝生検によって鑑別を行い,治療を行った。
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治療の歴史
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DI 室Q&A
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ラミブジン耐性でアデホビルが著効を示さない B 型慢性肝炎患者に使用できる抗ウイルス化学療法剤について知りたい。—抗 B 型肝炎ウイルス化学療法剤
42巻1号(2008);View Description Hide Description
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