治療学

Volume 42, Issue 7, 2008
Volumes & issues:
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扉・目次
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●序説
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- 社交(社会)不安障害
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特集
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- ●社交(社会)不安障害
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診断のピットフォール
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[座談会]
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- 社交(社会)不安障害
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症例
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不登校を主訴に受診した社交不安障害(SAD)の小児例
42巻7号(2008);View Description
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不登校を主訴に受診した社交不安障害(SAD)の小児例を経験した。小児期にSADと診断される症例はまだ少ないが,不登校として扱われているもののなかにSADが主体のケースも少なからず含まれており,早期の診断と対応が望まれる。 -
適切な治療手順とフルボキサミンが奏効した成人発症の社交不安障害(SAD)の 1 例
42巻7号(2008);View Description
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社交(社会)不安障害(SAD)は「限定的(非全般的)」と「全般的」とに分けられるが,限定的 SAD は成人期になって初めて問題化することが少なくない。今回,成人期に問題化した SAD 症例に対して,「問題は性格ではなく障害であって,治療によって改善が可能である」と説明し,さらに「対話のなかで解決の資源を探る」,「治療関係をつくる」,「期待効果を生かす」という手順をふみ,薬物療法として塩酸フルボキサミンを使用して良好な経過を得た経験について述べる。 -
心理療法が奏効した社交不安障害(SAD)症例
42巻7号(2008);View Description
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31 歳,女性。14 歳で発症し,緊張場面を回避してきたが,就職して人前で発表する部署へ異動したことで,治療を求めて受診した症例。薬物療法に加えて交流分析理論に基づいた心理療法により,「完全にやって周りを喜ばせなければいけない」という思考,過剰な不安・緊張,回避行動のパターンから「できることをやればよい」と考え,適度に緊張し,実行するという新しいやり方を身につけていった。 -
非定型うつ病に至った回避性人格障害を伴う社交不安障害(SAD)難治例
42巻7号(2008);View Description
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本稿では,治療抵抗性要因を文献的に考察するとともに,社交(社会)不安障害(SAD)の難治例として,うつ病症状が目立ち,根底にある SAD や回避性人格障害が見逃されやすい症例を提示した。このような症例は,不安や抑うつ状態の改善後に SAD 治療が本格的に始まることになり,長い臨床的支援が必要となる。
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治療の歴史
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DI 室Q&A
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