治療学

Volume 43, Issue 7, 2009
Volumes & issues:
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扉・目次
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●序説
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- 放射線治療
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特集
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- ● 放射線治療
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- 機能・形態温存に重要な領域
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- エビデンスが確立している領域
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- 集学的治療の一部として不可欠な領域
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- 成果が期待されている領域
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放射線治療
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■新しい治療■
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症例
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I 期肺癌の定位放射線治療症例
43巻7号(2009);View Description
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体幹部定位放射線治療は,近年開発の進んだ高精度放射線治療技術であり,腫瘍にピンポイントで線量を集中させる先端技術である。これまで肺癌に対して最も利用されており,特に I 期非小細胞肺癌の定位放射線治療後の生存率はこれまでの報告では手術に遜色ない。苦痛の少ない治療であるため急速に普及しつつある一方で,不明な点も多く,現在前向き臨床試験が進行中である。 -
門脈腫瘍栓(PVTT)外照射長期生存例
43巻7号(2009);View Description
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症例は 50 代,男性。右側腹部痛を主訴に受診し,精査の結果 poorly differentiated hepatocellular carcinoma と診断された。その後門脈腫瘍栓がみとめられ,放射線照射(60 Gy/30 回)施行。施行後 4 年の CT において再発はみとめられていない。門脈腫瘍栓合併症例は,無治療の場合には予後は 2〜3 か月ときわめて不良とされているが,今回放射線照射を施行することで長期生存がみとめられた症例を経験したため,若干の文献的考察を加味し報告する。 -
造血幹細胞移植の前処置の全身照射時に卵巣遮蔽を行い,その後,妊娠,出産した症例
43巻7号(2009);View Description
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血液悪性疾患の治療において,造血幹細胞移植が広く行われるようになっている。この前処置として全身照射が行われることが多いが,これによって若い女性の多くは不妊に陥る。今回,慢性骨髄性白血病に対する造血幹細胞移植の前処置の全身照射の際に,卵巣遮蔽を行い,完全寛解となった後に月経が回復して妊娠,出産にまで至った症例を経験したので報告する。
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