治療学
Volume 44, Issue 4, 2010
Volumes & issues:
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扉・目次
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●序説
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- 肥満治療
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特集
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- ● 肥満治療
- 診断・疫学・病態・合併症
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- これからの治療と診療体制
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診断/治療のピットフォール
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治療のピットフォール
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■新しい治療■
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[座談会]
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- 肥満治療
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症例
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メタボリックシンドロームの典型例
44巻4号(2010);View Description Hide Description内臓脂肪の蓄積を主病態とする内臓型肥満,メタボリックシンドローム(MetS)は,治療すべき肥満のひとつである。本稿で提示する患者は典型的な MetS であったが,健康診断では脂質異常を指摘されたのみであり,積極的なリスク評価・管理が行われなかったため,冠動脈疾患を発症するに至った。健康診断や日常診療では,軽度の肥満や血圧,血糖,脂質の異常であっても MetS の病態,リスクを念頭に置く必要があると思われた。 -
重症心不全を伴った高度肥満患者
44巻4号(2010);View Description Hide Description高度肥満は,閉塞性睡眠時無呼吸を発症し心不全を惹起することがあり,近年,日常診療で遭遇する機会が増えている。高度肥満に伴い心不全と腎不全を発症した自験例は,心不全とともに睡眠時無呼吸を治療したところ,心不全・腎不全ともに著明に改善した。高度肥満患者には,減量治療とともに睡眠時無呼吸に対する早期介入の重要性が示された。また,高度肥満に至る背景となる心理行動様式にも注意する必要があると思われた。 -
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の 1 患者
44巻4号(2010);View Description Hide Description症例は 29 歳の男性。複数の健康障害を有する BMI(body mass index)56 kg/m2の肥満症患者。内科治療により健康障害の改善に効果的な減量の維持が困難であり,腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を施行した。術後 1 年の体重減少,過剰体重減少率は 52 kg,49%と良好な成績が得られ,健康障害はすべて改善した。本術式は,肥満症に対して安全で有効な術式であり,今後,わが国での普及が期待される。
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治療の歴史
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DI 室Q&A
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