脳神経外科速報
Volume 17, Issue 5, 2007
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Techniques & Arts
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- 私の手術戦略
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- 基本をマスター 脳神経外科手術のスタンダード
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- 髄膜腫摘出の工夫
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鞍結節部髄膜腫
17巻5号(2007);View Description Hide Description今回は鞍結節部髄膜腫の手術について述べる.鞍結節部髄膜腫の手術成績については,約20 数年前にはいくつかの報告があった.しかし,その後大きなシリーズの報告は途切れていた.最近数年間では顕微鏡下手術の成績が報告されるようになった.この約20 年間の空白は,手術成績がよくないという事実の意味するところではないかとも考えられる.鞍結節髄膜腫は脳神経外科の領域ではよく知られた疾患ではあるが,実際の臨床の現場で遭遇することはそれほど多くない.私のトルコ鞍部近傍腫瘍の手術件数でも全体のわずか4 .6パーセントを占めるにすぎない.同じように視力視野障害を呈する腫瘍である下垂体腺腫では,経蝶形骨洞手術で多くの症例では改善を期待することができる.しかし,鞍結節部髄膜腫では同じようにはいかない.本稿では,合併症の生じた症例を選択した. - 手術のコツとピットフォール一流術者のココが知りたい
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- 手術力アップにつなげる局所解剖
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Anterior Skull Base (5)Endonasal Paraseptal Transsphenoidal Approach
17巻5号(2007);View Description Hide Description第5 回はEndonasal Paraseptal Transsphenoidal Approachについて解説します.術前に鼻腔の左右差,鼻甲介の発達の程度,鼻中隔の偏位の程度,蝶形骨洞内の隔壁の位置,内頸動脈の蝶形骨洞内への隆起の程度などを確認しておきます.内視鏡では視野角が広いかわりに平面的な画像であるのに対し,顕微鏡ではより直線的で立体的な視野が得られるのが特徴です.鼻腔の解剖は2007 年1 号3)を参照してください.この章のkey word はparaseptal mucosal pocket - How do you Neurosurgical テクニック?
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Current Knowledge
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- 専門医に求められる最新の知識
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- 図と表で理解する脳腫瘍病理の鑑別診断
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Contribution
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- Technical Note
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内視鏡的脳内血腫除去術におけるイリゲーション凝固吸引管を用いた血腫腔のinflationdeflation method
17巻5号(2007);View Description Hide DescriptionA unique method of endoscopic evacuation of intracerebral hematoma (ICH) using a combined irrigation-coagulation sucker is described. Inflation of hematoma cavity improves visualization of the hematoma cavity and facilitated accurate intraoperative orient - Case Report
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経過中に中心性橋髄鞘崩壊症を合併した下垂体腺腫の1 例
17巻5号(2007);View Description Hide DescriptionA 54-years-old man had complained of fever,vomiting and headache. In addition to the previous symptoms he was getting to lose appetite. Two days before admission, his consciousness was clear, but CT scan showed a pituitary adenoma. After admission he deve
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