脳神経外科速報
Volume 22, Issue 3, 2012
Volumes & issues:
-
目次
-
-
-
その他
-
-
-
Techniques & Arts
-
-
-
-
-
-
【How do you Neurosurgicalテクニック? 脳血管障害入門編】 はじめての血管吻合 ―トレーニングから実践へ
22巻3号(2012);View Description Hide Description -
-
-
Special Issue
-
-
-
Current Knowledge
-
-
【専門医に求められる最新の知識:脊椎脊髄】 頚椎後方固定術の最新情報
22巻3号(2012);View Description Hide Description昨今の高齢化の加速により,加齢の要素が大きい変形性頚椎症の罹患患者数が増加している.そのなかでも,高度の頚椎不安定症や後弯変形を呈する患者を診察する機会が増えてきているように思われる.また,内科治療の進歩に伴い,重症な関節リウマチ患者や長期の人工透析利用患者の生命予後が改善しており,これらによる脊椎関節症による高度の頚椎不安定症も診察するようになった.さらに,交通事故や転落事故による頚椎の脱臼,骨折などの外傷も依然として少なくない.頚椎の高度な不安定性やalignment 異常に対する治療として選択される頚椎後方固定術に対する最近の知見や,手術方法およびその注意点などについて概説する. -
【専門医に求められる最新の知識:脳血管障害】 頚動脈プラーク診断の最前線
22巻3号(2012);View Description Hide Description各種診断法の発展により,頚動脈プラークを多角的に分析することが可能となった.頚動脈プラーク診断の主たる意義は,発症予測に基づく治療適応と介入時期の決定 ,および術中に大量のdebris を発生する易破綻性プラークの予測の2 点である.均一な低エコープラークや薄い線維性被膜下の大きな低エコー像,可動性血栓,T1 強調画像とTOF での高信号,造影MRI やTOF での線維性被膜断裂像,FDG-PET での高集積像はすべて不安定プラークの特徴とされる.また,超音波造影剤を用いたプラーク内の血管新生や炎症の同定,フリップ角を可変した3D 高速SE 法(VISTA,3D CUBE,SPACE),特殊なk-space 処理法を用いたMultiVane 法など,新たなプラーク診断も登場し応用が始まっている.不安定プラークは時間に関連した概念であり,内科治療により少なくとも一時的に安定化が得られる可能性がある点は重要で,効果判定の指標としてもプラーク診断が活用されている.プラーク画像はさまざまな魅力的な情報を提供するが,真の臨床的意義に関しては,病理学的検討とともに今後の大規模前向き研究での検証が必要である. -
【専門医に求められる最新の知識:脳腫瘍】 脳腫瘍臨床における病名・病態告知の現状
22巻3号(2012);View Description Hide Description患者および家族への病名・病態告知の現状と諸問題について,他臓器がんでの現状,悪性脳腫瘍患者への告知の世界的動向,日本での調査報告の順に述べた.日本における報告からは,他のがん患者に比べて,神経膠腫患者への病名告知率や予後告知率は著しく低いことが明らかになっている.加えて,われわれはこれら病名・病態告知状況に影響する因子を調査し,都市部では非都市部よりも,また病院の規模が大きく手術件数が多いほど,統計学的有意差をもって病名や予後の告知率が高いことが明らかになった.精神科医,臨床心理士などの患者への精神的サポート体制が存在する病院では明らかに告知率が高かった.ここには,他のがんと比較して予後の悪い神経膠腫患者へどのように告知すればよいか,という大きな命題が存在する.腫瘍学のみならず,緩和医療,医療/精神的サポート体制など,多角的アプローチが必要かつ重要である. -
-
-
Lecture & General Information
-
-
-
Contribution
-
-
【投稿論文:Case Report】 傍側脳室白質に結節性病変を伴った松果体部膠芽腫の1例
22巻3号(2012);View Description Hide DescriptionGlioblastoma arising from the pineal region is extremely rare. We describe a glioblastoma of the pineal gland associated with paraventricular nodule. A 57-year-old woman presented with dizziness. MRI revealed a heterogenously enhancing tumor in the pineal gland and poorly-enhanced lesion in the paraventricular white matter of the left lateral ventricle. Thallium-201 SPECT study showed high accumulation of the tracer only in the pineal region. Partial removal of the pineal tumor was performed via a occipital interhemispheric transtentorial approach. The pathologic findings revealed a typical glioblastoma with 20% of MIB-1 staining index. After surgery, the patient underwent fractionated external-beam radiation therapy including the paraventicular lesion with the concurrent course of temozolomide(TMZ) followed by adjuvant TMZ for 5 days during each 28-day cycle. MRI performed 25 months after surgery revealed recurrence of the pineal glioblastoma, which was treated with gamma knife radiosurgery. The patient remains in clinical remission, with regression of both pineal and paraventricular lesions on MRI obtained at her 32-months follow-up visit. Maintenace TMZ is continuing. We review the literature and discuss the clinical course and radiological findings of the pineal glioblastoma.
-
-
Current Knowledge
-
-
-
Lecture & General Information
-
-
【Clinical Topics】 Dr. 間中の「目からウロコ」の頭痛学 片頭痛の慢性化 ~底なし沼の片頭痛~
22巻3号(2012);View Description Hide Description -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
その他
-
-