脳神経外科速報

Volume 25, Issue 2, 2015
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目次
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Techniques & Arts
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【私の手術論】 脳血管内治療の兵法 ─Practicalな知識の習得を
25巻2号(2015);View Description
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脳血管内治療は,神経放射線学として確立された学問ですので,それを勉強することは必要なことですが,一般的な脳血管内治療医が,例えば,外頚動脈と眼動脈の吻合血管を全部覚える必要があるかというと,私はそうではないと思います.求められるのは,practical な知識,この血管を詰めるとpractical にどのようなことが起こるかという知識なのではないでしょうか. -
【手術のコツとピットフォール 一流術者のココが知りたい】 無血の術野を目指す脳動脈瘤手術の基本 ~両手の同時操作で最後までclip先端を見届ける:Bladingテクニックのススメ~
25巻2号(2015);View Description
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【脳外科手術リカバリーの極意 私の工夫】 バルーンアシストテクニックを用いた脳動脈瘤塞栓術における術中出血への対処とそのピットフォール
25巻2号(2015);View Description
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【How do you teach/master Neurosurgical テクニック? 頭部外傷 編】 頭部外傷:穿頭術とその応用 ─脳室ドレナージ・頭蓋内圧センサー・血腫腔ドレナージ
25巻2号(2015);View Description
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【脳血管内治療の兵法 宮地流の戦略・工夫】 脳血管内治療のトレーニング
25巻2号(2015);View Description
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今年も脳神経血管内治療専門医試験がもうすぐ始まります.受験者がどんどん増えて,今年も150名あまりが難関突破を目指しています.さて,今回機会を得まして,脳血管内治療医のトレーニングに関する寄稿をさせていただきました.本号での吉村先生との対談のなかでも少し話しましたが,私のこれまで実践してきた経験をもとに,持論を述べさせていただきます.内容は第24回日本脳神経血管内治療学会総会(2008年)の会長講演および第25回同総会(2009年)における教育についてのシンポジウムでの発表内容をもとにしております.ここでは,脳血管内治療手技のトレーニング法というよりは,その習得のためのコンセプトについて述べております.多分に独善的なところがありますが,批判的にお読みいただき,読者の皆様の一助になりましたら幸甚です. -
【見逃し危険! MRIで迫る中枢神経疾患の画像診断】 大脳半球に多発するT2*強調画像の点状低信号 ─胸腔洗浄中に左片麻痺をきたした74歳男性
25巻2号(2015);View Description
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Current Knowledge
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【脳血管内治療における数値流体力学 ~CFD(Computational Fluid Dynamics)の最前線~】 流体構造連成解析を用いた粥状硬化性病変の数値解析
25巻2号(2015);View Description
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頚動脈の粥状硬化性病変は,狭窄による脳血流の低下およびプラークの破断による塞栓を生じ,これらは脳梗塞の原因になる可能性がある.数値流体力学は,脳血管障害を中心としてさまざまな研究で行われているが,シミュレーションであるため血行動態を正確に再現するには限界があり,実際との検証(Verification & Validation)が必要である.また,血流動態だけではなく血管壁,およびプラークの性状を知ることも頚動脈狭窄症の発生や進行,破断のメカニズムを解明する手がかりになる.そこで,近年,拍動による血管の伸縮,血管壁やプラークの応力分布を再現することができる流体構造連成(FSI)が医療分野で注目され,頚動脈病変を対象とした研究も行われ始めている.本稿にて,最近の論文報告とともにFSI について紹介する. -
【専門医に求められる最新の知識】 脳腫瘍 髄芽腫の診断と治療
25巻2号(2015);View Description
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髄芽腫は,小児に多く発生する悪性脳腫瘍であり,その診断と治療法は近年発展している.特に,標準リスク群と言われる,3歳以上で播種や残存腫瘍のない小児患者の治療は,海外では大規模な臨床試験が行われ,良好な生命予後が得られている.また,基礎研究での進歩も著しく,遺伝子異常に基づいた分子分類は最近のトピックスである.一方で,国内では保険適用や治療環境の問題があり,治療法が統一されず,患者も分散しているのが現状であり,診断と治療体制の整備が求められている.本稿では,髄芽腫の基本的な知識のほか,画像診断,病理診断,分子診断,手術,リスク群別の治療法について述べる. -
【専門医に求められる最新の知識】 脳血管障害 脳卒中後のニューロリハビリテーションの理論と実際
25巻2号(2015);View Description
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脳卒中リハビリテーションの最大の関心事は,脳卒中により生じた運動麻痺の軽減と失われた運動機能の回復である.現在までに,脳科学理論に依拠した多くの運動麻痺回復のための知見とリハビリテーションの手法が明らかにされている.運動麻痺回復のステージ理論に則ったリハビリテーションを急性期から生活期(維持期)にかけて提供することが求められている.脳の可塑性(neural plasticity)を調整する最新の方法論として,経頭蓋磁気刺激とリハビリテーションを併用することの有用性がEBMとして明らかになっている.
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Contribution
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【投稿論文:Original Article】 3次元血管撮影とCT/MRの融合画像を用いた硬膜動静脈瘻治療目標の同定
25巻2号(2015);View Description
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To identify of anatomical therapeutic target of dural arteriovenous fistula (dAVF), the authors made multimodal images based on three dimensional reconstructed vascular images obtained by rotational angiography, with computed tomography and/or magnetic resonance images on workstation. The authors report three symptomatic cases of dAVF. Case 1: 65-years-old male showed right cerebellar signs caused by dAVF at tentorial lesion. Case 2: 83-years-old male showed cognitive decline cause by dAVF at falco-tentorial lesion with straight sinus occlusion. Case 3: 57-years-old male showed gait disturbance caused by spinal dAVF. The therapeutic targets of these three dAVF were identified clearly by multimodal images with diagnostic angiography, and all patients showed good improvement of their symptoms after endovascular embolizaion. The authors proposed multimodal images based on accurate angiographical data for treatment strategy of dAVF.
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Lecture & General Information
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【World Report:海外脳外科最新事情】 ドイツ留学体験記 ―Charite Universitatsmedizin Berlin―
25巻2号(2015);View Description
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【Clinical Essay:知らないと患者もあなたも損をする てんかん診療ABC!】 思春期の患者と向き合う
25巻2号(2015);View Description
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【学会・研究会レポート】 メディアセミナー「医療技術の進歩で,変わる外科医の役割 ――我が国における外科医減少傾向を食い止めるために必要な施策を考える」
25巻2号(2015);View Description
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特定非営利活動法人「日本から外科医がいなくなることを憂い行動する会」(理事長:松本晃氏)は,メディアセミナー「医療技術の進歩で,変わる外科医の役割」を開催した.第一線で活躍する外科医による「新たな外科医のあり方」の講演発表を通して,外科医の仕事の魅力と重要性について,次世代を担う医師の志望者や一般の人々に向けて改めて発信された. -
【Clinical Essay:PC,スマホ,タブレットを使いこなせ!! 日常診療に役立つIT】 iPhone/iPadを使い倒そう! ─基本の「き」:キーボードをマスターしよう<その①>─
25巻2号(2015);View Description
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その他
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