インフェクションコントロール
Volume 31, Issue 3, 2022
Volumes & issues:
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目次
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連載
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新型コロナウイルス特別企画
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連載
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Practical特集 【新型コロナウイルス対策にも対応! 手指衛生啓発活動の最新情報とICTの進め方】
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<1>COVID‒19流行によって変わった?手指衛生へのアプローチ
31巻3号(2022);View Description Hide Description新型コロナウイルス感染症(COVID‒19)流行によって、手指衛生へのアプローチは変わっていない。手指消毒用のアルコールの生産はすでにピークアウトしている。COVID‒19は手指を介した感染拡大事例がある。COVID‒19の流行で手指衛生が増加したのは、COVID‒19に対する恐怖からである。手指衛生を習慣化することで、COVID‒19のパンデミック後も手指衛生が実践される。習慣を作るためには、4つの段階を明確にする必要がある。 -
<2>手指衛生における最近の進歩―手指衛生に関する諸問題はこの5年間でどう変わったのか―
31巻3号(2022);View Description Hide Description手指衛生に関する論文は、新型コロナウイルス感染症(COVID‒19)流行後から増加した。「 手指衛生行動の合理化」「手指衛生製品の開発や微生物学的評価法の確立」「手指衛生遵守率に関わる問題」「手指衛生向上戦略」について今後の課題を解説する。 -
<3>病棟以外における効果的な手指衛生の進め方(透析部門)
31巻3号(2022);View Description Hide Description感染対策担当者が対象部署の業務を観察し、流れと特徴を把握する。部門内のインフルエンサー(部門内で影響力の大きいスタッフ)と協力者を特定する。感染リスクが高い業務または遵守率の低い手指衛生のタイミングを特定する。感染対策担当者と協力者で、強化すべき手指衛生のタイミングを決定する。定期的に対象部門へフィードバックし、達成状況と課題を共有する。アウトブレイクや新型コロナウイルス感染症は、介入の好機ととらえて積極的に関わる。 -
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Report
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環境消毒における過酸化水素ドライミストの有効性
31巻3号(2022);View Description Hide Description第36回日本環境感染学会総会・学術集会で開催された共催シンポジウム1「感染対策として、医療環境表面に対する新たな実践」では環境表面消毒の新たな方法として、過酸化水素ドライミスト噴霧がテーマとなった。新型コロナウイルス感染症(COVID—19)流行下において、噴霧消毒を実際に行った例や有効性の評価などについて3名の先生方が講演した。
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Journal in Journal【Monthly IC Journal】
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【Current Knowledge for ICT】 劇的に変わる!ICTのためのSlack活用術
31巻3号(2022);View Description Hide DescriptionSlackはチームコミュニケーションツールです。LINEと似ていますが、メッセージの検索、チャンネル作成、過去のメッセージの閲覧が可能で、LINEよりもチームで使いやすく、業務効率を上げることができます。ICTは多くの部署と連携する必要があるため、Slackによりコミュニケーションを効率化するメリットを得やすいツールです。Slack を使いこなすコツは、「短く返信すること」「絵文字でリアクションを多くとること」「スレッド機能を使ってメッセージを整理すること」「メッセージは必ずグループ内で共有すること」です。このような工夫により、メールよりも圧倒的に早いコミュニケーションが可能になります。ITの普及により、これからは非同期コミュニケーションがより重要となってきます。非同期コミュニケーションは一見非効率のようですが、長い目でみると効率的です。Slackはその鍵となるツールです。皆さまにもぜひご活用いただきたいと思います。
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新型コロナウイルス特別企画
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Advanced & Focus特集 【新型コロナウイルスを中心に CDC & WHOの最新ガイドライン】
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<1>CDCとWHOの時流とリサーチの方法
31巻3号(2022);View Description Hide Description米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention, CDC)は米国を対象とした情報を提供しており、世界保健機関(World Health Organization,WHO)は開発途上国を含んだ全世界を対象とした情報を提供している。そのため、日本の感染対策に活用できる内容はCDCのウェブサイトから得ることが多い。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID—19)やインフルエンザなどの感染症は開発途上国から日本に上陸してくる可能性もあることから、世界の情勢も把握する必要がある。そのためにはWHOのウェブサイトにもアクセスして情報を入手することが適切である。 -
<2>CDCの最新情報
31巻3号(2022);View Description Hide Description米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention, CDC)は数多くのガイドラインやガイダンスを公開しており、きわめて重要な情報をわれわれに与えてくれる。本稿では「インフルエンザワクチンのガイダンス」および「性感染症治療ガイドライン」について紹介する。 -
<3>WHOの最新情報
31巻3号(2022);View Description Hide Description世界保健機関(World Health Organization, WHO)は数多くのガイドラインや情報を世界に向けて公開しており、その情報をつねに入手することは感染対策には重要である。本稿では「性感染症(症候性)の管理のためのガイドライン」および「顧みられない熱帯病」を抜粋して紹介するとともに、世界各地域の新型コロナウイルス感染症(COVID—19)やインフルエンザの流行状況の入手法についても解説する。
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新型コロナウイルス特別企画
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【高齢者施設における新型コロナウイルス感染対策のピットフォール】 新型コロナウイルスの侵入・伝播を許さない―平素からの感染対策の質向上を目指して―
31巻3号(2022);View Description Hide Description
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その他
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Campanio!
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【カルチャー目線で指南! 患者さんとのコミュニケーション術こんなんどう?】心のソーシャルディスタンスを間違えない
31巻3号(2022);View Description Hide Description -
【5分でわかる!みえる! 新型コロナウイルスと感染対策総決算】新型コロナウイルスのワクチンって怖いですか?受けた方がよい理由を聞かれるので教えてください
31巻3号(2022);View Description Hide Description -
【使いこなして、もっと伝わる!あなたのためのパワポ大全】大事なことを「大事だ」と見せる方法 資料デザイン基礎編~強調テクニック~
31巻3号(2022);View Description Hide Description -
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【物語における病(やまい)の関わり】わたしを離さないで(Never Let Me Go) ―臓器移植の提供者たち
31巻3号(2022);View Description Hide Description私がカズオ・イシグロの作品に出会ったのは、彼がノーベル文学賞を受賞するはるか前の2006 年だった。英国文学賞の最高峰であるブッカー賞を『日の名残り』で受賞したのが1989 年だが、私が出会ったころも日本ではあまり知られていない作家だった。2017 年のノーベル文学賞受賞は、彼が日本生まれで幼少期に長崎で育ったこともあって国内では大いに話題となり、その後、作品を出すたびに本屋には平積みされるようになった。当時、地方都市の本屋で外国人作家の単行本コーナーでふと目にしたこの本を手に取ったのは偶然だった。『わたしを離さないで』に具体的な医療の描写はない。英国のとある施設で臓器移植のために作られたクローン人間の子供たちの成長と臓器提供への過程を、主人公のキャシーという「提供者」の1 人の視点で記憶を辿るように描いている作品である。作品の語り口は落ち着いていて静謐という言葉が似合う。 -
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【医療者から医療者へありがとう】「勉強会や研修会の準備をしてくれる人」へありがとう/【一から学ぶ動画編集 各分野のエキスパートに聞いてみよう!】入門者向け~まずは動画編集ソフトの選び方から~
31巻3号(2022);View Description Hide Description
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