インフェクションコントロール
Volume 31, Issue 11, 2022
Volumes & issues:
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目次
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連載
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特別企画
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<2>みんなどうしている? 私の施設の啓発活動 社会医療法人 愛仁会 愛仁会リハビリテーション病院の活動
31巻11号(2022);View Description Hide Description -
<3>これで時間短縮! サーベイランスのためのエクセル活用術
31巻11号(2022);View Description Hide Description2022年3月に感染管理認定看護師教育課程の研修の修了後、中央手術室での勤務の経験と研修で学んだ知識をもとに、6月からSSI(Surgical Site Infection)サーベイランスを担当することになった。集計したデータの最大値、最小値、平均値や中央値などをExcelで一つずつ計算をするのは大変な作業である。今回は、集計したデータを一気に計算できる「基本統計量」について紹介したい。簡単に、かつ一気にデータを計算できる方法を活用することは、新型コロナウイルス感染症パンデミック以降、対応が多忙になっているICT の業務の短縮につながると考える。
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Practical特集 【感染症シーズン1 ダウンロードデータつき! 10分で伝わる インフルエンザ&ノロウイルス&新型コロナウイルス “あるある!”落とし穴の解決マニュアル】
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感染症シーズン1 ダウンロードデータつき! 10分で伝わる インフルエンザ&ノロウイルス&新型コロナウイルス “あるある!”落とし穴の解決マニュアル
31巻11号(2022);View Description Hide Description -
【流行に備える! 知識編】 <1>これだけは知っておきたい! COVID-19の最新情報
31巻11号(2022);View Description Hide Description新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、感染者の会話、呼吸、咳、くしゃみなどによって口腔や鼻腔から発せられた唾液や鼻汁由来の小さな粒子(エアロゾル)に潜んで感染が広がる。エアロゾル感染は、飛沫や接触による感染よりも高リスクである。SARS-CoV-2は主にエアロゾルを介して感染するため、エアロゾルの曝露を効果的に防御するN95レスピレータは、感染対策上、重要なアイテムである。また、他者を感染させないためにもN95レスピレータは有効性が高く、SARS-CoV-2の感染拡大期などには施設内クラスター対策として、日常的な使用も考慮すべきである。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン接種は、感染予防と重症化予防に有効である。2022年8月現在、5~59歳は3回、60歳以上と18~59歳で基礎疾患を有する人および医療従事者は4回接種が推奨されている。2022年9月にはオミクロン変異ウイルス(以下、オミクロン)にも効果のあるワクチンの接種が推奨された。 -
【流行に備える! 知識編】 <2>忘れていませんか? コロナ禍でのノロウイルス対応
31巻11号(2022);View Description Hide Description新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染経路は、接触感染、飛沫感染、エアロゾル感染である。ノロウイルスの感染経路は、汚染されたものを摂取して感染する経口感染と“ヒト―ヒト感染”であり、医療現場で重要となる感染経路は、“ヒト―ヒト感染”の接触感染、飛沫感染、塵埃感染である。どちらも接触感染、飛沫感染が主であり、標準予防策に加え、感染経路別予防策として接触予防策、飛沫予防策を追加して防ぐことができる。対策の違いは、個人防護具(PPE)の種類と環境消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウムの濃度、手指消毒か流水手洗いである。 -
【流行に備える! 知識編】 <3>特徴の違いを見極める! 新型コロナウイルス・インフルエンザ・ノロウイルスの洗浄・消毒のポイント
31巻11号(2022);View Description Hide Description新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、インフルエンザウイルス、ノロウイルスの特徴と有効な消毒薬、また、各ウイルスに合わせた洗浄および消毒の基本を理解する。身近にある家庭用洗剤を用いて洗浄・消毒を行う場合の方法を理解する。次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いを理解し、次亜塩素酸水を適切に使用する。 -
【流行に備える! 知識編】 <4>ICTの必須スキル! 最新の感染対策情報の取得方法
31巻11号(2022);View Description Hide Description感染対策担当者は、コロナ禍以前から情報を収集し、院内での情報発信や感染対策の改善に活用してきた。コロナ禍においては、さまざまな情報が溢れかえるなか、正確な情報の取得が重要である。情報の量と更新頻度が上がったため、その情報がいつ更新されたか分からないといったことも多く経験してきた。そのようなことを解消するべく、特に今回はGoogleを活用して効率的に情報収集する方法やツールについてお伝えしていくこととする。 -
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Report
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COVID-19対策における眼の防護の重要性
31巻11号(2022);View Description Hide Description第37回日本環境感染学会総会・学術集会で開催されたランチョンセミナー10では小針朱子先生(福島県立医科大学附属病院 感染制御部 看護師長 感染管理認定看護師)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下の眼を中心とした顔面曝露対策について自施設の事例をもとに講演した。 -
第37回 日本環境感染学会総会・学術集会
31巻11号(2022);View Description Hide Description2022年6月16日(木)~18日(土)、第37回日本環境感染学会総会・学術集会がパシフィコ横浜ノース・展示ホール(神奈川県)にて開催された。2021年同様、現地での発表、ライブ配信、オンデマンド配信を併用したハイブリッド開催となった。今回は会長の吉田正樹先生(東京慈恵会医科大学)のもと、「コロナ時代の感染制御を学ぶ」がテーマとして掲げられた。テーマに沿ってCOVID-19を踏まえた感染対策に関するセッションが数多くみられた。
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新型コロナウイルス 特別企画【Monthly IC Journal】
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【Current Knowledge for ICT】 COVID-19流行下のインフルエンザ~油断大敵! 海外ではトリも含めて蔓延中!?~
31巻11号(2022);View Description Hide Description -
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Advanced & Focus特集 【新型コロナウイルスで注目! 医療機関や介護施設における空調管理】
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<1>医療施設内でのCOVID-19対策で知っておくべき換気に関すること
31巻11号(2022);View Description Hide Description新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染対策には、換気を中心とした環境整備が不可欠である。エアロゾル感染経路については、いまだ確立していないが、これを前提とした戦略を立案することで効果的な感染対策が実施できる。3密空間を施設から払拭するための戦略を立てて、専門家に依頼すれば、ICTの負担をかなり減らすことが可能である。 -
<2>空調管理におけるメンテナンスのポイント
31巻11号(2022);View Description Hide Description医療・福祉施設における空調設備は、快適性はもとより衛生的かつ安全な空気環境の提供が求められ、空気質を示す「温度・湿度・気流・清浄度」の4つの要素を正常な状態で維持・管理することが必要不可欠である。今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行では、清浄度の要素である「換気」が重要視され、スーパーコンピュータ「富岳」を使ったCFD(数値流体力学)解析によるエアフローの分析からの清・汚の見える化や、また医療・福祉施設では、努力目標である建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法[ビル管理法])のCO2濃度(1,000 ppm≒換気量が1人あたり毎時30 m3以上)に着目した施設管理が求められ、多くの施設で、設備システムの改修などが実施されている。従来の維持管理手法に加えて、COVID-19受け入れ病棟の臨時的な空調管理や、それらを管理する技術者や担当者への感染対策と同時に、自らが病原体保有者となって医療・福祉施設にウイルスを持ち込まない対応が最重要の課題となった。本稿では、コロナ禍の経験で見えてきた課題と対応から、今後の空調設備の維持管理のポイントについて概説する。 -
<3>院内の換気の評価方法のポイント
31巻11号(2022);View Description Hide Description換気の状況は目に見えず、問題に気が付きにくいため、測定機器を用いて定量的に把握することが重要である。室内のCO2濃度を測定し、1,000 ppm以下の環境が保たれていれば、おおむね1人あたり30 m3/時の換気量が確保されている。エアフィルタによるエアロゾル粒子の除去効果は、CO2濃度では評価できないため、適切な点検・メンテナンスを受ける必要がある。 -
<4>換気が悪い場合の対処法のポイント
31巻11号(2022);View Description Hide Description新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、当初から、接触感染および飛沫感染と、いわゆる3密(密閉、密集、密接)を避け、換気が重要とされてきた。2022年に入り、変異株がオミクロン株となり感染拡大のスピードが速く、接触感染の可能性より飛沫予防策の徹底が求められている。さらに飛沫よりも小さい粒子が空気中を漂うことで起こるエアロゾル感染について対策を講じる必要がある。医療機関では、空調管理を担う施設管理者とともに空気の流れを確認する必要がある。また、高齢者施設はそもそも住居として設計されているため、窓を開けて換気をしなければならない状況にある。本稿では、医療施設での空調管理の確認ポイントと高齢者施設などで換気が悪い場合や窓が開けられない環境での対処法について解説する。
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連載
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【たのしく学んで、さあ、始めよう! WHOの手指衛生多角的戦略!】 5の要素:組織文化 Institutional safety climate
31巻11号(2022);View Description Hide Description
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Campanio!
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【5分でわかる!みえる! 新型コロナウイルスと感染対策総決算】新型コロナウイルス対策としての空気清浄機の選び方・使い方
31巻11号(2022);View Description Hide Description日本では花粉症対策として空気清浄機を購入される方が増えていますが、最近では新型コロナウイルス対策に利用されている方も多数おられます。そこで今回は、空気清浄機の選び方・使い方についてお示ししたいと思います。 さて、広告を見ているといろいろな謳い文句が並んでいますが、まず必ず押さえておきたい点は3 つ、「風量」、「集塵方式」、「吸気口」となります(図)。 -
【使いこなして、もっと伝わる!あなたのためのパワポ大全】実践! アニメーションパワポならではの魅力を最大限に引き出せ!
31巻11号(2022);View Description Hide Description -
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【医療者から医療者へありがとう】お守りの言葉をくれた先輩へありがとう/【一から学ぶ動画編集 各分野のエキスパートに聞いてみよう!】自動動画編集をベースとした医療のDx化構想について
31巻11号(2022);View Description Hide Description
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その他
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