整形外科看護
Volume 13, Issue 1, 2008
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特集
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- 正常像と病変像をくらべてナットク! 整形外科の画像の見かた
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正常像と病変像をくらべてナットク! 整形外科の画像の見かた
13巻1号(2008);View Description Hide Description運動器疾患の診療に画像は欠かせません.単純X 線像が基本で,CT やMRI がしばしば用いられます.検査機器のハード面での進歩があったとはいえ,検査はやはり侵襲性であり,偶発事故の発生する可能性もあります.したがって,日常看護において画像検査を安全に実施するためには,その適応や注意事項の確実な習得が必須であり,さらに画像の理解ができれば看護面での大きなメリットになるものと思われます.画像の理解を深めるためには解剖の知識が必要であるため,解剖書をひもときつつ,お読みいただければ幸いです. -
各種画像検査の原理適応と有用性の比較など
13巻1号(2008);View Description Hide Description整形外科で使われる画像検査には,X 線単純撮影法,X 線造影検査法(関節造影法,脊髄造影法など),血管造影法(angiography),CT(computed tomography),MRI(magneticresonance imaging),骨シンチグラフィーなどの核医学検査,超音波診断法などがあります.そのなかで,ほぼルーチンで行われる検査がX線単純撮影法です.画像検査は侵襲の少ない検査を優先して行うため,X 線単純撮影の後,必要に応じてCT やMRI を行います.X 線造影検査や血管造影法は,針刺入や造影剤注入などの侵襲を伴うことから,最近では頻度が減少しています.超音波診断法は簡便で侵襲のない検査法であり,乳児股関節脱臼や肩腱板損傷の診断に用いられることが多くなりましたが,まだ普及しているとは言いがたい状況です.本稿では,整形外科で最も多く行われているX 線単純撮影法,CT,MRI を中心に述べます. -
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ミニ特集
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- 学会・研究会に行こう!
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いつもの看護をもっと楽しく,もっとプロフェッショナルに
13巻1号(2008);View Description Hide Description整形外科看護をもっと楽しく行いたい! もっとプロフェッショナルになりたい! そんなあなたには,整形外科に携わる仲間と活発な意見交換ができる学会・研究会が最適です.「敷居が高そう」「難しそう」なんて思わずに,まずは参加してみましょう! 整形外科看護領域の学会・研究会は数多くあります.今回はそのなかから整形外科ナースにおすすめの2 つの学会・研究会を紹介します.
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教育講座
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- ナースのための整形外科手術アトラス・肩関節編
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鎖骨骨折に対する手術療法
13巻1号(2008);View Description Hide Description骨折の頻度は,骨幹部が鎖骨骨折の85 %と最も多く,次に遠位端が多い.本稿では,頻度の高い骨幹部骨折と,遠位端骨折の一般的な手術療法を紹介する. - 説明できる整形外科疾患 患者はココがわからない!!
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連載
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- これが私の生きる道
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- Let's try くふうモノ
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- なにを見る? どうする? 整形外科患者の基礎疾患
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- 施設訪問
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小諸厚生総合病院4 階中央病棟
13巻1号(2008);View Description Hide Description小諸厚生総合病院は,2007年3 月に病棟の再編を行った.それに伴い,2 つに分かれていた整形外科病棟が4 階中央病棟1 つになった.また,この病棟再編によって,病棟数を調整し1 病棟に対するナースの数を増やしたことで,より手厚い看護を患者に提供できるようになったそうだ.そんな病棟再編後の看護の様子とさらなる質向上への努力を同病棟スタッフにうかがった. - 私のおすすめ本
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- NURSING LIFE
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- あなたの?にお答えします
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人工股関節術後の脱臼予防として外転枕以外の方法があると聞きましたが,どんな方法があるのですか? なぜそれが有効なのかも教えてください.
13巻1号(2008);View Description Hide Description股関節疾患に対する治療として,人工関節置換術や骨切り術などがありますが,大腿骨頚部骨折には骨接合術や人工骨頭挿入術などが行われています.人工骨頭挿入術は早期に歩行できる利点はありますが,合併症として,感染(表層,深部),深部静脈血栓症,肺塞栓症,神経麻痺(坐骨神経,大腿神経,腓骨神経),脱臼,骨折などが考えられます.特に,腓骨神経麻痺や脱臼は術後早期に発生しやすい合併症です.それらのなかでも脱臼は頻度が高く,習慣性脱臼になったときには治療に難渋します.手術方法にて脱臼の頻度は違ってきますが,特に後方侵入による後方脱臼が多く報告されています1).ここでは,脱臼防止に対し従来とは違った方法を行い良好な成績を得ていることを報告します. - 整形外科の歴史
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- 投稿論文
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