糖尿病ケア
Volume 6, Issue 8, 2009
Volumes & issues:
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特集
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- 対決! 五番勝負! くらべてわかる運動療法
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1.患者さんと一緒に考える糖尿病患者の運動処方 本院での糖尿病教育入院の運動療法指導の経験より
6巻8号(2009);View Description Hide Description本院では長年にわたり、システムを見直しながら糖尿病教育入院にて歩行を主体とした運動療法指導1-3)を行ってきました。運動指導開始後20 年となる2008 年からは、現在の“10 日間パス”(1 クール定員6 名)での運用を開始しました(表1)。 今回は2 型糖尿病患者さんへの運動療法の処方や指導のポイントについて、本院での取り組みや経験も含めて述べます。 -
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4.三番勝負 身体のどこの運動をすればいいの?
6巻8号(2009);View Description Hide Description2 型糖尿病患者さんにとって、食事療法、薬物療法と併せて運動療法の継続がインスリン抵抗性改善に有効であることは古くからよく知られています。運動療法により、2 型糖尿病の発症予防(一次予防)や合併症の進展を防止(二次予防)することは、身体面での効果があるだけでなく、QOL の維持・向上や医療経済学的観点からももっとも理にかなったものと考えられます1、2)。 -
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6.五番勝負 1型糖尿病も同じ運動をしてもいいの? 小児思春期糖尿病を例として
6巻8号(2009);View Description Hide Description急性発症の小児思春期1 型糖尿病患者さんは、必ずしも低活動ではなく、運動部に所属する症例も存在します。しかし臨床上、急性期の1 型糖尿病患者さんは代謝障害により、脂肪だけでなく筋肉の量も低下した体重減少が多くの例でみられ、運動機能も低下しています。高血糖による心肺の構造的問題も根底にあり、短期間の血糖管理や運動ではなかなか回復しないとの報告もあります1)。 治療目標は、血糖コントロールによる合併症の予防と、社会的・精神的に健全な状態を保つことです。表1 に血糖コントロール目標を示しますが、成長時期によって少し差があります。思春期に入るとインスリン拮抗ホルモンの分泌が増えて、インスリン抵抗性に影響して血糖コントロールが乱れたり、悪化しやすくなりますが、思春期後にはホルモンバランスも安定して改善することが多いとの報告もあります1、2)。 したがって、思春期の血糖コントロールは重要で、治療の放置や中断は合併症を抑えるためにも避けなければなりません。
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連載
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- 巻頭言
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- その案いただき! 糖尿病患者さん指導用アイデアグッズ
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- 1型糖尿病患者日記 糖尿病と向き合う瞬間
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- 2型糖尿病患者日記 糖尿病と向き合う瞬間
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- Dr.サトーがアドバイス! 療養指導おなやみ解決塾
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- 知っておきたい! 深めたい! 糖尿病の用語解説
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- 明日の指導に加えたい 糖尿病のくすりのはなし
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- CDEJ資格更新のコツ
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- デンナースのヒュゲリな生活
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- おさえておきたい 糖尿病の海外文献
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- あなたの町の糖尿病看護認定看護師
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- これからの食事療法がかわる! カーボカウント・マスターガイド
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カーボカウントの実際
6巻8号(2009);View Description Hide Description前回は患者さんへのカーボカウントの導入手順を説明しました。実際に導入しようとする場合には、インスリン治療を初めて開始する場合と、今までインスリン治療を行ってきた患者さんが新たにカーボカウントを取り入れる場合の2 つがあります。以下にそれぞれにおける具体的な方法を述べます。ボーラスウィザード機能のついたポンプを使用している人は、インスリン/カーボ比ではなくグラム/インスリン比を用いたほうが理解しやすいので、第9 回(6 巻12 号掲載予定)も参考にしてください。
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レポート
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