糖尿病ケア
Volume 7, Issue 8, 2010
Volumes & issues:
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目次
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特集
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- 介入時期別・患者さんの悩み別 食品交換表を使いこなす指導のワザ
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- 1.総論
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- 2.介入時期別 食品交換表の使い方
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2-3 食事内容の評価・改善点の提案 食事内容の改善
7巻8号(2010);View Description Hide Description管理栄養士の仕事は患者さんに食品交換表の単位を説明することではありません。糖尿病治療の第一選択である食事療法をしてもらうための手段の一つとして、食品交換表を使うのです。管理栄養士は学校で食品交換表の使い方を学習しますが、すぐに実践できたでしょうか。それを思うと、患者さんにたった数回の指導で「すべて理解しなさい」というのは無理だとわかります。患者さんは継続指導をしていくなかで徐々に食品交換表を使いこなし、食事内容が改善され、それが血糖コントロールの改善につながるのです。そのためにも食事の内容を評価し、改善を行うことが大切です。 - 3.患者さんの悩み別 食品交換表の活かし方
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シーン(2) 外食中心の患者さんの悩み「 献立の立て方がわからない」
7巻8号(2010);View Description Hide Description食事や栄養についてもっとも無関心な段階の患者さんに対しては、食品交換表の活用レベルとしては「ワンポイント導入」に徹します。たとえば、表1の重ね食べをしないことだけにしぼって伝えます。患者さんに説明するときは「食品交換表」「表」といった言葉は使わず、「炭水化物の仲間」「ご飯の仲間」といった言葉で表現します。 次の段階(難しいことは考えたくないが、食事のバランスという概念に少し関心がある)では、1 食の献立に主食(表1)、主菜(表3)、副菜(表6)を揃えることに注目します。ここで使うツールについては45 ページで紹介します。 -
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- 4.糖尿病食事療法の理解を深めるサブ資料の紹介
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4.糖尿病食事療法の理解を深めるサブ資料の紹介
7巻8号(2010);View Description Hide Description食事療法の重要性は誰もが認めるところですが、食事は食欲に支配される日常生活の一部であるため、行動変容につなげるには栄養指導のテクニックが重要となります。食事療法の意義や自分の病期、病態、処方されている薬物の効能を患者さんが知り、現病態において食事療法を行うことによって検査結果がどのように改善されるかを患者主導で考えていくことが、栄養指導の目的となります。そのため、患者さん自ら改善点に気づいてもらえるような、より洗練されたわかりやすい指導媒体が求められています。 食品交換表はどこでも手に入るため認知度が高く、使用頻度の高い食品がカラー写真で掲載されています。栄養のバランスをふまえて主食(表1)、主菜(表3)、副菜(表6)、デザート(表2)に分類してあるなど、栄養指導の媒体としてメリットがある一方で、患者さん個人の問題に肉迫できません。そこで、食事指導場面で提案する改善項目(表1)をわかりやすく解説したサブ資料が必要となります。これらを患者さんへ説明する際に用いる資料を作るにあたって、食品交換表は食品をわかりやすく表現するための1 アイテムとして利用する価値があると考えられます。ここでは、当院で使用しているサブ資料を紹介します。
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連載
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- 巻頭言
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- その案いただき! 糖尿病患者さん指導用アイデアグッズ
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- ドコみる? どうみる? フットケア誌上検討会
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- Dr.サトーがアドバイス! 療養指導おなやみ解決塾
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- デンナースのヒュゲリな生活
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- おさえておきたい 糖尿病の海外文献
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- あなたの町の糖尿病看護認定看護師
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- 知っておきたい! 深めたい! 糖尿病の用語解説
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- DMがんばるクリニック
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- CDEJ資格更新のコツ
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- 舞台裏&表レポート 糖尿病劇場公演中!
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