サーキュレーション・アップ・トゥ・デート

Volume 1, Issue 1, 2006
Volumes & issues:
-
特集
-
- 冠動脈疾患の外科治療Technique & Technology
-
-
-
TENTACLES(分散型多方向性ハートポジショナー)を用いた多枝OPCABにおける視野展開法のTips & Pitfalls
1巻1号(2006);View Description
Hide Description
本邦ではOPCAB が全CABG 手術の60 %を超え,今日,日本は世界におけるOPCAB のリーダー的役割を果たしている.このようにOPCAB で再現性のある多枝バイパスが可能になった背景には,スタビライザーやシャントなどの各種デバイスの進歩のみならず,Lima suture や心尖部吸引型ハートポジショナーを用いたポジショニング法の工夫が大きく貢献している.われわれは,より応用性の広い新しいポジショニング法を提案し,OPCAB 用のハートポジショナーとしては国産初の,分散型多方向性ハートポジショナー: TENTACLESTM を住友ベークライト社と共同開発し,2005 年7 月より市販化に至った.本稿では,TENTACLESTM を用いた多枝OPCABにおける視野展開法とその特徴・原理を述べる. -
-
未来型CABG
1巻1号(2006);View Description
Hide Description
冠動脈バイパス手術( coronary arterybypass ; CABG)は,人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術(off-pump CABG)が施行されるようになり大きく様変わりした.われわれはさらなる手術の低侵襲化を目指し,可能な限り小さな手術創で行う完全内視鏡下CABG と,全身麻酔を使用しない覚醒下冠動脈バイパス術(Awake OPCAB)に取り組んできた.現在までの両手術の基本的手技を解説するとともに,今後の未来型CABG の展望について記載したい. -
-
-
-
-
-
-
座談会
-
-
-
連載
-
- CIRCULATION GRAPHICUS
-
- 症例からみる・わかる心血管エコー講座
-
- 最先端医療 循環器系の再生医学
-
骨髄単核球移植による虚血性疾患(下肢・心筋)の治療
1巻1号(2006);View Description
Hide Description
骨髄には血管内皮細胞,血管平滑筋細胞などに分化可能とされる造血系・間葉系由来の幹細胞が含まれ,この細胞群を用いた血管再生治療が循環器医療に応用されつつある.本邦では世界に先駆けて,重症虚血下肢に対する骨髄単核球細胞移植を用いた血管新生の有効性が発表され,世界中に認知・拡大するとともに,2003 年6月にこの治療は再生医療では初めて高度先進医療に認可された.その後,海外では虚血性心臓病を中心に骨髄単核球の心筋内移植や冠動脈内投与のよる血管新生治療が実施された.急性心筋梗塞(AMI)ではPCI 後の冠動脈内投与は4 〜6 月後EF 改善率は2 〜 5 %前後と低い.対照的に慢性OMI での心筋内移植はEF 改善率は10 %以上と非常に高く,その有効性が注目されている. - トラブルパターンから学ぶME機器の安全
-
- 心電図モニターでどこまで病気が読めるか
-
- 実践! 心臓・冠動脈CTの撮り方・診方
-
- CIRCULATION data file 新製品・新しい薬剤
-