みんなの呼吸器Respica
継続前誌:呼吸器ケア
Volume 19, Issue 3, 2021
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目次
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連載
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特集 【現場でとにかく役立つ! レスピカ流はやしらべCOPD&喘息】
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【Part.1 速習!COPD&喘息を理解するためのキーワード29】 <1>ABCアプローチ/<2>ACO(喘息とCOPDのオーバーラップ)/<3>CO2ナルコーシス/<4>COPDガイドライン/<5>GOLD病期分類/<6>アクションプラン/<7>運動耐容能/<8>エアトラッピング/<9>湿性咳嗽と乾性咳嗽/<10>気管支拡張薬/<11>気道可逆性試験/<12>気道過敏性/<13>気道リモデリング/<14>急性増悪/<15>吸入ステロイド/<16>呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定検査/<17>身体活動性/<18>スパイロメトリー/<19>全身性疾患/<20>喘鳴/<21>治療ステップ/<22>動的肺過膨張/<23>トリプルセラピー/<24>肺気腫と慢性気管支炎/<25>肺高血圧症/<26>ビア樽状胸郭/<27>ピークフロー(PEF)モニタリング/<28>閉塞性換気障害/<29>労作時呼吸困難/執筆者一覧
19巻3号(2021);View Description
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【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <1>COPDと喘息、ACOの臨床的特徴
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COPD と喘息は、ともに閉塞性(息が吐きにくい)障害を示す疾患です。COPD は喫煙が主な原因で、加齢とともに罹患率が高くなり、症状は進行性です。喘息は年齢にかかわらず発症し、若年では原因となるアレルゲンがはっきりすることがありますが、成人発症の多くははっきりしません。喘息では発作性の症状を示します。COPD と喘息の両者の特徴を持つ場合、喘息とCOPD のオーバーラップ(ACO)と称されます。 -
【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <2>気道炎症と呼吸機能の検査・評価
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COPD も喘息も“ 慢性の気道炎症” を主とする疾患で、両者が合併することもあります(ACO)。COPDであれば禁煙に始まり、呼吸機能維持のために呼吸リハビリテーションや気管支拡張薬を要し、喘息であれば増悪因子からの回避や吸入ステロイドが必須です。究極的には健常者と同様の生活を送ることが目標であることから、COPD か喘息か、それともACO なのかを意識して診療することが大切です。そのために有用と考えられる検査や評価について述べたいと思います。 -
【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <3>安定期の薬物療法
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COPD と気管支喘息の薬物療法は、ともに吸入薬が中心となります。現在では呼吸器専門医であっても覚えきれないぐらい多様な吸入薬が発売されており、COPD だけに適応があるもの、喘息だけにあるもの、さらには両方適応があるものがあり、混乱してしまいます。基本はCOPD では気管支拡張薬を中心とし、気管支喘息では気道炎症を鎮める吸入ステロイドを中心とします。本稿では、管理目標も含め両疾患の薬物治療を解説します。 -
【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <4>増悪期の薬物療法
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慢性呼吸器疾患では気道感染などさまざまな原因により呼吸機能が低下し、本来の呼吸器症状が悪化する「増悪」という病態があります。中でもCOPD や気管支喘息は「増悪」をきたしやすい疾患であり、またその病態も似ているため混同しがちですが、しっかり病態を理解し適切な治療を行うことが大切です。 -
【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <5>増悪期の呼吸管理
19巻3号(2021);View Description
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COPD 増悪と喘息重積発作は、日常診療において頻繁に遭遇する疾患です。それぞれの病態は他稿に譲りますが、呼吸管理に関しては似通っている部分が多い反面、異なる部分もあります。デバイスに関しては経鼻高流量酸素療法(HFNC)もしくは非侵襲的陽圧換気(NPPV)を用いることが可能です。いずれも最重症に至れば気管挿管・人工呼吸管理となるのは同じですが、HFNC、NPPV の使い分けに関してはまだ議論の分かれるところです。本稿ではいくつかのエビデンスに触れながらその使い分けを中心に述べ、気管挿管・人工呼吸管理に関して具体的な設定などについても述べてみたいと思います。 -
【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <6>重症度と病期に応じた看護介入・患者指導
19巻3号(2021);View Description
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慢性呼吸器疾患には、増悪と緩解を繰り返しながら緩徐に呼吸機能や全身状態が低下していくという特徴があります。日々の看護の中で、疾患が異なる患者でも観察項目や行っているケアの共通点が多いことに気がつきます。しかし、疾患の特徴を捉えた上であらためて患者を看ると、背景や症状はそれぞれ異なり、行っている看護のねらいも少しずつ異なってきます。まずはそれぞれの呼吸器疾患について、病態や症状などの特徴を理解しましょう。その上で、問診やフィジカルアセスメントなどから、患者に起きている症状の変化を捉えていきます。そして、現在の病期がどの段階にあり、これからどのように病状が改善や悪化をしていくのか、先を予測しながら、患者のセルフマネジメントを支える患者教育をしていくことがポイントです。 -
【Part.2 チャートで読み解くCOPD&喘息の治療とケア】 <7>重症度と病期に応じた呼吸リハビリテーション
19巻3号(2021);View Description
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呼吸リハビリテーション(以下、呼吸リハ)とは、呼吸器に関連した病気を持つ患者が、可能な限り疾患の進行を予防あるいは健康状態を回復・維持するため、医療従事者との協働的なパートナーシップのもとに疾患を自身で管理して自立できるよう、生涯にわたり継続して支援していくための個別化された包括的介入です。COPD や喘息でも、急性期から安定期にかけてシームレスに関わることが重要です。本稿では各病期における呼吸リハの実践方法について解説します。
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【ナースのお悩み背負い投げ 鳥ボーイのコミュニケーション鬼道場】 vol.3 声かけで世界を変えろ!「リフレーミング」だ!
19巻3号(2021);View Description
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大腿骨頚部骨折術後の患者さん、なかなか歩行レベルが上がっている実感がないようです。「これで良くなっているのかな。まだ歩行器でしか歩けないけど……」と言っていて、どう声をかけるべきかわかりませんでした。どうすれば良かったのかなぁ……。 -
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【Good!Great!Wonderful! ケースでわかる人工呼吸管理ときめきワンポイントレクチャー】 Lesson 3 人工呼吸中のPaCO2の上昇(その2)
19巻3号(2021);View Description
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【マスクソムリエに聞く! NPPV快適ビフォーアフター】 ベルトによって後頸部に皮膚トラブルが発生してしまったときの対処は?
19巻3号(2021);View Description
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【Respica ★ Journal】 中等症患者受け入れ施設におけるCOVID-19の呼吸管理~当院の実際の症例から~
19巻3号(2021);View Description
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【チーム医療を「現在進行形」でお届けします!包括的呼吸リハビリセンター立ち上げ実況中継】 TOPICS #03 忘れるな!治療の主役は患者と家族~患者手帳の作成~
19巻3号(2021);View Description
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20年来取り組んできた包括的呼吸リハビリテーションをセンターとして立ち上げたい! そんな想いを胸に、新しい挑戦を始めた大阪府結核予防会大阪病院の医師・スタッフの奮闘の日々を同時進行でお届けしていきます。
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その他
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